2020-01-01から1年間の記事一覧

『遠き旅路』(能島龍三/新日本出版社)

日中戦争モノって年に一冊は何かいい本が出る気がしますね。大きな戦争だったってことですかね(適当)。 日中戦争で戦った一人の日軍騎兵(後に自動車化歩兵)の遠い旅路を描く小説。途中まで「ああすごくていねいに書いてあるな」「香本さんちょっと便利す…

ポリティカル・フィクション

(正編)2004/1 私はあるとき古代中国を扱う時代小説を読んでいたはずが、気がつくと合衆国のイラク占領に関するポリティカル・フィクションを読んでいました。作中では合衆国大統領とその側近が重い責任を負った人々に特有の深刻な会話を交していました。 …